2020年6月30日火曜日

KeePassium 設定 - iOS 向けの Keepass クライアント

KeePassium 設定

パスワード管理ソフト Keepass。iOS 向けの クライアント MiniKeePass が開発終了。
iOS対応版のうち一つ、KeePassiumの設定について。
日本語化は、2020年7月1日時点でb版とのこと。日本語化した際には、指示通りにしましょう。

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KeePassiumの機能

  • Keepass互換
  • 複数DB(Premium版以降)
  • DBのクラウド同期
  • 自動入力
  • PIN/FaceIDによるアプリロック
  • PIN/FaceIDによる簡易DB解除がない(Strongboxとの違い)
    比較ページ

もくじ

  1. KeePassium初回起動
  2. 既存のデータベースを追加
  3. 任意のkbdxファイルを選ぶ
  4. Face IDを有効にする
  5. マスターパスワードとキーファイルの入力
  6. データベースのアンロック
  7. 設定の確認と設定の選択
  8. 自動入力について

前提条件

  1. iOS13 iPhone X使用
  2. クラウドでPC側とkeepassデータ、キーファイルを同期する
    1. クラウドAのkeepassデータを使用する
    2. クラウドBのキーファイル使用
      • クラウドを分けることで、侵入時の手間を増やします
  3. KeePassium起動時にFaceIDでロック解除
    1. FaceIDでロック解除、マスターパスワードとキーファイル入力情報を保存する設定。すぐにデータベースを開く
      • 顔認証のみでデータベースが見られるので要注意
    2. FaceIDでロック解除、マスターパスワードとキーファイル入力を要求。データベースを開く
      • 顔認証だけではデータベースは見られない
        この設定にしています

KeePassium初回起動

  • 初回起動後は新規データベースを作るか、既存のデータベースを追加するか選びます。
  • ここでは既存のデータベース Add Existing Databese* を選びます。
    • Create New Databaseの場合
      • 2つのカギを使う2要素認証にするために
        • キーファイルは任意の写真などを選びます。
        • 専用のキーファイルは作れない。

既存のデータベースを追加

  • 既存のデータベースを選ぶと、iPhone内の文書フォルダ(ファイルアプリ)が開きます。
  • クラウドのkeepassデータを使用するには、左上の「ブラウズ」をタップして、ブラウズのフォルダに戻ります。
  • ブラウズフォルダには、iCloudDriveやiPhone本体フォルダ、事前に自分で追加した各種クラウドサービスアプリへのリンクが表示されます(未対応のものはわかりません)。

任意のkbdxファイルを選ぶ

  • ブラウズで任意のフォルダやクラウドのフォルダからkbdxファイルを選ぶと、Databasesに登録されます。
    • ここでそのまま、登録したデータベースをタップすると通常使用。
      1. マスターパスワードとキーファイルの入力画面に移動
        • ID/Passwordを適宜コピー貼り付けする運用

Face IDを有効にする

  • ここではFace IDを有効にするために、Enable AppLock をタップします。
    • iPhoneのパスコード入力画面になるので入力します。

マスターパスワードとキーファイルの入力

  • パスコード入力後、マスターパスワードとキーファイルの入力画面になります。
  • マスターパスワードを入力
  • キーファイル欄をタップするとキーファイル選択画面が開きます。
    • Add Key Fileをタップすると、再度、ブラウズが開きます。
    • 任意のクラウド(データベースを保存しているクラウド以外)上のキーファイルを選択します。

  • キーファイルが登録されました。
  • 登録されたキーファイルをタップします。

データベースのアンロック

  • マスターパスワードと、キーファイルを入力できました。
  • Unlockをタップすると、データベースが開かれます。


設定の確認と設定の選択

確認項目

  • Auto open the Previous Database
    • KeePassiumを起動したとき、前回開いたデータベースを開きます
  • App Protection
    • アプリのロック、FaceID、タイムアウトの設定
      • Data Protectionに連動
  • Data Protection
    • マスターキーの保存設定、データベース、クリップボードのタイムアウト、パスワード表示時の隠蔽、キーファイルの保存設定

各設定詳細

  • App Protection
    • Enable AppLock アプリのロック
      • Data Protectionのマスターキー、キーファイルの保存設定に連動
        これまでの設定の初期状態で
        • ON:FaceIDやマスターキー、キーファイル等を要求される
        • OFF:KeePassium起動でデータベースが見られてしまう
    • Use FaceID
      • 初回起動時、ONにしたので、次回起動時にFaceID使用許可を要求されます。OKに設定。
        ONにしてます
    • タイムアウトの設定
      • アプリを放置しておくとロック画面になる時間
  • Data Protection
    • マスターキーの保存設定
      • ON:アプリにマスターキーを保存します
      • OFF:マスターキーをロック画面後等でその都度要求します
        OFFにしてます
        Clear Master Keys
        • 保存したマスターキーをクリア
    • データベースのタイムアウト
      • アプリを放置してデータベースをロックするまでの時間
        • ロック後、マスターキーとキーファイル入力画面になる
    • クリップボードのタイムアウト
      • iPhone上でテキスト等、何かをコピーしてから消去するまでの時間
        • keepassの動作はID/Passwordをコピーして入力するため、予防策
    • クリップボード共有
      • アプリ同士でクリップボードのデータを共有する
    • パスワード入力表示時の隠蔽
      • パスワード入力欄を*****で隠す
    • キーファイルの保存設定
      • ON:キーファイル(の場所)をアプリに保存してすぐ使うようにします
      • OFF:キーファイルをロック画面後等でその都度要求します
        OFFにしてます
        Clear Key File Associations
        • 保存したキーファイルの関連付けをクリア

自動入力について

  • パスワードが必要なサービスをSafari等で表示すると、保存したパスワードで入力するか聞かれます。
    • どのサービスが対象かは未確認
  • 右下のカギアイコンをタップ
  • KeePassiumを選択します。
  • KeePassium での初回の自動入力時
    • 再度、keepassのデータベース選択を聞かれるので選択します。
      • この時、ファイルアプリ、ブラウズで、最近触ったファイル、フォルダなどが表示されるようなので、自分がiPhone内のどの位置を見ているのかわかりにくいです。
    • 右下の「ブラウズ」でフォルダのトップに戻れるので、データベースファイルのある場所でデータベースを選択します。
  • KeePassium の事前の設定に沿って、マスターキー、キーファイルの入力画面になります。
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